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novembre 24, 2004

003_ワインは食べ物?

「わおんた」です。

私のワイン歴は、まだ始まって1年ちょっとしかたっていません。決してアルコールが得意なほうではなかった、(飲めなくはないが、自分からアルコール飲料を選択することはあまりなかった)私が、どうしてワインが好きになったのか?

それは、ワインはお酒ではないからです。

もちろん、ワインはジュースではありません。ワインはアルコールの入った飲料です。でも、みなさん、ワイン=(イコール)お酒とするのには、ちょっと抵抗がありませんか?ワインをビールとか日本酒とか焼酎とかと一緒にしてほしくない、みたいな。

私の場合、ワインと出会う前は、食事中でお酒を飲むことは余りありませんでした。普段の食事では、お茶、水、牛乳(!)、食後のコーヒーあたりが、食事のお供というところでした。公私における食事会や飲み会でも、どちらかというと、飲まずに食べる方でした。ツマミなしでお酒が飲める人が不思議なくらいです、何故集中的にお酒ばかり飲めるのかと。要は、私は飲むよりも食べる派なのですね。

食事中の飲み物は、基本的に食事を引き立てる、または、「食べる」という行為をリフレッシュする役割を持っています。中国とか台湾に「飲茶」ってありますね。これも、飲茶といいながら、実はお茶の役割は、食事を引き立てることです。要は、「食べ物を引き立てるために飲み物がある」、という考えを私は持っています。

もちろん、ビールだって日本酒だって、食事を引き立てるという意見もあるでしょう。でも、あえて、ワインは食事と一緒に飲んでこそ本領を発揮できるアルコール飲料ではないかと思うのです。

例えば、赤ワインとともにブルーチーズを食したとしましょう。「チーズをかじる」「ワインを飲む」、当然チーズの味がして、ワインの味がします。しかし、その中間に第3の味というべき、味のグレーゾーンに気づくと思います。文章ではなかなか表現できませんが、確かにチーズとワインなのですが、何か別のものを食べているという感じ。チーズでも一応味的には完結するが、ワインがどこかチーズの味の隙間を埋めてくれたような感じがしませんか?人はそれは、「マリアージュ」といいます。

ところで、そんな「マリアージュ」で、ワイン以外の好例を2つほど知っています。1つはポルト酒とグリュイエールチーズ、もうひとつはウイスキーとピスタチオです。この2つは、私の知っているなかでも、すばらしい「マリアージュ」の1つです。でも、この2つは普段の食事中に食するものではないでしょう。

ワインの場合、毎日の食事がマリアージュ、日々是マリアージュなのです。

これが、ワインにあって、他のお酒にはない最大の魅力です。言葉を変えれば、ワインは食事がなければ、存在意義が半分以下しかない、といえます。更にいえば、ワインは料理を構成するひとつの食材だと思います。泣ければ、画竜点睛を欠く、みたいな。それは、例えばラトゥールや、ペトリュスなどの超高級ワインであったとしても、同じでしょう。要は、ワインというのは「食べ物」なんですね。それは、納豆には辛子、刺身にはわさびと醤油、カモにはネギ、というのと同様の関係でしょう。

だから、飲むより食べる派の私でも、十分に愉しめるものであるのですね。

ワインとしても、何もないまま、ひたすらに飲まれ続けるのは、ワインの本音を言えば、本領を発揮できない気分で、本当は辛いのではないでしょうか?また、ワインだけをひたすら飲んでいる方(専門の方は別でしょうが)は、本当は何か損をしているのではないでしょうか?と、考えてしまうのです。

わおんた

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