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décembre 04, 2004

007_文房具考 その1 (ファイロファックス)

「わおんた」です。

私は、手帳が好きです。

というよりも、 ファイロファックス(filofax)主義です。つまり、「手帳=ファイロファックス」という図式です。しかも、今の色々と凝ったつくりのファイロではなく、今は生産中止になっている、80年代の重厚でシンプルな「ウインチェスター」シリーズが好きです。

きっかけは、山根一眞氏のファイロファックスに関する本(85年出版)です。「たかが手帳に数万円を!」という非難を乗り越え手に入れたファイロの入手までの顛末、ファイロを持つ悦び、歴史、ファイロの達人の話などがあれこれが書かれており、居ても経ってもおれず、東急ハンズに駆け込みました。1990年、大学2年生のことです。

買ったのは、黒の牛革シボの「ウインチェスター・ハーフ」というもので、バイブルサイズの半分の薄さで、大きくも小さくもないいい感じのものでした。価格は2万円超くらいだったと思います。

このファイロで大学のゼミ幹事役や、就職活動を乗り越え、会社に入った後も、国内はもちろん、長期で海外に赴任した際にも活躍してくれました。このファイロを開き、字を書きたいがために仕事をしていた、といっても言い過ぎではありませんでした。

が、社会人4年目の1996年夏にバンコクでこの手帳が入ったトランクごと盗まれてしまい、このファイロは6年の歴史を終えました。財布やカメラなども一緒に盗られたのですが、これらは買えば済むのですが、6年の歴史が刻まれたファイロを失った悲しみは深く、いまだににひきずっていたりします。まさにPriceless。

その後5年は、決まった手帳は持たず、時にはもらい物の会社の名前の入った手帳、時にはJAL手帳、時には手ぶら、時にはロディア(Rhodia)のブロックメモ時代過ごしました。

filofax-13「そんな時、2001年末に銀座の伊東屋で、偶然にも旧品番シリーズとしてガラスケースに入った絶版の「ウインチェスター・ハーフ」を見つけてしまったのです。手に持つと、しっくりと覚えある感触がじわ~っとこみ上げてきて、迷いも無く即買いでした。

ところで、システム手帳の中身(リフィル)をどうしようか、と考えるのは、楽しい作業の1つです。山根一眞氏は、手帳を開くと温度計、それに携帯ラジオなんかも入れていたそうです。氏の言葉を借りれば、まさに「男のハンドバック」。

残念ながら、私の手帳はそんなに厚くはないし、また自分の性格も考えて、シンプルに、①バーティカル・イヤー・プランナー、②無罫ノート、③名刺入れ、で構成されています。

①は、ジャバラ式の1枚もので、1年が俯瞰できるものです。仕事柄、分単位のスケジュールもなく、実質的にはひとこと日記のような感じで使っています。1枚ものなので、使い始めた2002年分から挟んでいます。2年前の今日は何をやっていたかな?とちょこっと見るのが楽しいです。

②は、ずいぶんと考えました。私は電話メモから、to doリストから、思いついたことまで全部書き留めるのですが、ダイアリータイプですと1日に使える部分が限られてしまうので使いづらく、結局フリーで何でも書き込めるノートタイプとしました。これが、我がファイロの95%を占めています。ラストの数ページは、バインダー穴を補強し、取引先の番号やその他忘れてはいけないものを無造作に書き込んでいます。他人にはぐちゃぐちゃに見えますが、自分ではすぐに目的の情報がすぐに見つけられるのが不思議です。

③は、自分の名刺を入れています。打ち合わせの時には必ず持っていくので、その中に新しい顔があっても大丈夫。名刺入れはよく忘れるもので。

他には、ちょっとした資料やチケットを挟んだり、時には肩たたきになったりします。

こんな感じで3年が経ちました。皮は相変わらず頑丈ですが、手垢や汗がつき、手に馴染み、微妙に色が褪せて、とても感じが良くなりました。買ったときよりも今が良く、今よりも未来が楽しみなこのファイロ、布やナイロンや紙では出せない魅力です。ファイロファックスという会社の歴史やエピソード、著名人のファンの話(ここでは書きませんが)などもいいスパイスとなって、ますます愛着が湧きます。

あ、そうそう、このファイロの最大の愉しみは、朝会社に着いたあと、ファイロを鞄から取り出し、「ドン」と机の上に置く、その瞬間の音です。

わおんた

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