février 15, 2005

025_わおんた的横浜生活 その5(なくなる映画館たち)

mga「わおんた」です。

2005年2月。この月は一部の映画ファンには忘れられない月となりそうです。


関内・伊勢佐木町地区にある3つの映画館が無くなってしまうのです。


ひとつは【関内MGA】(昔の関内アカデミー)、

ひとつは【横浜日劇】、

そして【シネマジャック&ベティー】。


関内MGAはいわゆる単館的な映画館ですが、シネスイッチ銀座などで上映されている映画を流したり、「華氏911」や「誰にでも秘密がある」などの話題作からややマイナー系まで幅広く扱っていました。

横浜日劇は封切館でもありますが、特色は、永瀬正敏主演の「濱マイクシリーズ」の舞台にもなったそのレトロな外観。”Cinema Scope”と書かれた、地元民には余りに有名な入り口は、昭和30年代からほとんど変わっていないそうです。

そして、私が最も足を運んだのはシネマジャック&ベティー。ここには2つのスクリーンがあり、ジャックの方は企画モノ、ベティーの方は日本やアジアのマイナーな映画を中心に上映していました。


シネマジャックの企画モノは、まさに私の神経にズンと来るものがあり、日本の昭和30年代~40年代の映画を中心に、企画に沿って何日間か上映していました。もっとも足を運んだ時期は、5年ほど前の「市川雷蔵特集」で、60本の作品のうち50本近くを見に行ったものです。


「レンガ積上映」という言葉もこの映画館で知りました。これは、2本立ての上映方法のひとつで、Aという映画を4日、Aの3日目から同時上映のBを4日間、Aが終わるとCを4日、Bが終わるとDを4日。Aと同時上映の映画は2日ですが最後にも2日上映し合計4日。これがレンガを積んだ形に見えるから名づけられたのだと思います。


確かにみんなお客の数が少ないし、近くにはTsutayaが出来たし、経営が立ち行かなくなってきたのはよく分かりますが、私としてはビデオ屋があるからといってシネマジャックで上映していた映画を見るわけではありません。

映画館で企画をしたから、それに乗せられて見に行くから楽しいのです。

それが歩いて10分のところにあるから、うれしいのです。

確かに私も最近はそれほど通っているわけではありませんでした。そこには反省すべき点があります。

だからといって、「なくなってもいい」とはひとことも言っていません。

もし、この跡地につまらんチェーン店やマンションになったら、「横浜の良さ」がどんどん廃れていくのじゃないですか?

映画館だって会社なのだから経営上しょうがないじゃん、という人だっているでしょう。

でも、映画館は文化の担い手であり、経営者の都合や一存で決められるものではないのでは?


横浜市も雑誌を作って(【横浜 YOKOHAMA】)、過去の栄光を懐かしむのも大いに結構ですが、文化はいまも崩れているんですよ。


このままではフツーの地方都市と同じですよ。

クレイジーケンバンドに【G30】*の歌を作ってもらって悦に入っている場合ですか?
東京の文化のお古を貰って来て「横浜初登場」なんていってまだ喜んでいるのですか?
横浜のいいところは、山下公園や外人墓地だけじゃないんですよ。
応援するのは、カレーミュージアムやベイスターズだけじゃないでしょ。中田市長。


わおんた

(*【G30】横浜市のごみ減量キャンペーンソング。「ジーサンジュウ」とも読むし「ゴミゼロ」とも読む。)

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janvier 07, 2005

019_わおんた的横浜生活 その4 (野毛不動尊)

「わおんた」です。

滅多に行かない初詣に今年は行ったのですが、野毛には知る人ぞ知る祈りスポットがあることが分かりました。

nogefudouson_entrance-13【成田山横浜別院】、千葉の成田山新勝寺の横浜別院です。本尊は不動明王で、正式名称は【野毛山不動尊成田山横浜別院延命院】という長い名前ですが、地元では「野毛不動尊」と呼ばれているようです。

入り口から2つにわかれ、急な階段を上り一気に本尊に向かうコースと、池を見ながら少しずつ登るコースとがあります。

上りきった先の境内からは、ランドマークタワーをはじめとするMM21地区が見え、明治3年に設立された本院とのアンバランスさを醸し出しています。このミスマッチが野毛全体の魅力となっています。

境内から下りる途中には、大日如来、役ノ行者(役小角)像、3稲荷(伏見、豊川、新栄の3稲荷が3つ並んでいます)、そして真ん中に福満弁財天のある池(亀がいっぱいいます)と、目くるめく祈りのスポットがこれでもか、と押し寄せてきます。水行堂(水修行の場)もあります。

nogefudouson_annai-10祈りのデパートとでも言いますか、祈りのテーマパークとでも言いますか、これだけの狭い土地によくもこれだけのものを、と感心したりびっくりしたり。ちょっと得する気分のお参りです。

わおんた

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décembre 25, 2004

013_わおんた的横浜生活 その3 (根岸台)

「わおんた」です。

米軍横須賀海軍住宅があるこの街は、JR根岸駅からバスで5分ほど、徒歩でも15分程度でその入り口に行くことができます。

根岸台のレストランの代表格は、不動坂を上りきる直前にある【ドルフィン】*でしょう。荒井由実の「海を見ていた午後」で有名になったフレンチレストランで、総ガラスの店内の窓からは、横浜港が見渡せます。ランチメニューからフルコースディナー、そしてライブをバックにカクテルと夜の海と製油所の光を愉しむことができます。結婚式もできますし、タレントやスポーツ選手も時おり訪れるようです。歌に出てきたソーダ水も健在です。

根岸台の象徴と言えるのは、【根岸森林公園】**です。かつては根岸競馬場であった場所ですが、今はJRAが経営する広大な公園となっており、起伏の多い園内では、人々はランニングに励んだり、バドミントンに興じたり、犬と遊んだりと思い思いに過ごしています。特に初冬のこの時期は、葉の落ちた木の間へ夕日が沈み、一瞬ここが横浜であることを忘れてしまうほど幻想的な風景となります。

forest_table-13歩き疲れた体を休めるには、根岸森林公園沿いにあるカフェ【Forest Table】***がおすすめです。自宅の一部を使ったそのカフェは、居間のように落ち着けます。その日に使うだけの豆を焙煎するので、新鮮で香り高く、その深く濃い味わいは、舌で転がしながら五感で味わえました。珈琲豆も販売しており、焙煎には根岸ロースト(柔らかめ)、山手ロースト(中間)、本牧ロースト(苦め)があります。
珈琲のお供はブラウニーがおすすめです。チョコレート分が多いのに甘さ控えめでもっちりとした大人の味わいです。水も榛名山系の天然水で、珈琲のあとに飲んでもその味や香りを消さず、むしろさらに珈琲の後味を鮮やかに印象づけます。
そして忘れてはいけないのが窓からの風景。夕日が沈む幻想的な根岸森林公園を見ることができます。窓のそばの席は1つしかないので、運がよければ座ることができます。

わおんた

(*ドルフィン、**根岸森林公園:JR根岸駅から21系統バス「旭台」下車)
(***Forest Table:JR根岸駅から21系統バス「滝の上」下車)

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décembre 02, 2004

006_わおんた的横浜生活 その2 (日吉)

「わおんた」です。

午後、初めて日吉に行きました。

hiyoshi-13「今日は風が強く雲を吹き飛ばしたのか、すばらしい快晴!
そして空気が乾燥しているので、空が高い!


日吉にいた時間は、1時間弱という時間でしたが、4つの発見をしました。

1つめは、東横線日吉駅から慶應の日吉校舎へ直結しているのですが、この銀杏並木のきれいなこと。今年はどこも色づきがいま一つなので、ちょっと感動しました。

2つめは、駅から放射線状に伸びる商店街の中に、やたらとマッサージ屋さんや接骨院が多いこと。背中の凝りがひどい私には、うれしい街ですが、、狭い商店街で、こんなにあって儲かるのか?不思議です。

3つめは、。いいカフェがあったことその名も「萬里器」。昼食をどこで取るかを探していたのですが、ぱっと見は食事を出すところには見えない入り口に惹かれます。店の中には焼き物並べてあり、テーブルは3卓と少ないですが、そこがかえって広く見えていい印象。ランチ(定食)も素朴な味わい。ちなみに今日は「変わり納豆丼+おかず4点(煮物など)+けんちん汁+コーヒーor紅茶」で1,200円。おすすめです。

4つめは、新しい地下鉄の建設がすすんでいたこと。日吉から横浜線の中山まで行くそうです。知らなかった。しかも環状線だそうです。確かに、東山田あたりは、ちょっと不便だったなあ(というか、今日の用事は本当はそこだったのですが)、と思いつつ、バスに乗りました。

わずか1時間の小旅行でした。でも、短くてもいつもと違う風景に出会えること、これが旅なんですよね。

わおんた

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novembre 28, 2004

005_わおんた的横浜生活 その1 (我が町)

「わおんた」です。

ところで、私は横濱市の中心にほど近い下町に在住しています。永瀬正敏や中島美嘉が出ていたシリーズものの映画の舞台、といえば大体どこらへんかわかりますか?

近くには、韓国人が多く住んでいます。一角は、韓国家庭料理屋がならび、さながらリトルコリアの様相を呈しています。他には、フィリピーノ、中国人、台湾人、タイ人、コロンビア人、ロシア辺り?の人々と、多国籍地帯です。

商店街には、キムチやナムルを売る店もありますし、中華食材の店、製麺店、タイの食材屋さんもあります。

タイの食材屋さんには、「タガメ」の真空パックも売っています。一度タイで食しましたが、匂いがきつくちょっと・・・。

週末にはおばちゃんが20年近くやっているお好み焼き屋さんも出ます。焼肉屋の店先には、永瀬正敏や中島美嘉と一緒に写っている写真が誇らしげに飾ってあったりします。

そんな中、目立たないけれど確実に生活に密着しているのが、酒屋兼立飲み屋です。一定の範囲内での酒屋兼立飲み屋の密度は日本一なのでは?と思うほどです。これは、千葉の新興住宅街育ちの私からみれば、かなりのサプライズでした。

ツマミはさきいかなどの乾き物、そして缶詰。全部、店に置いてあるものです。値段も販売価格と一緒(そりゃそうか)。酒は日本酒、焼酎などでしょうか?お客は、一日の仕事を終えた近所の人、肉体労働関係者、そして時折中年以上のサラリーマン。中では、タバコ片手に今夜も話が盛り上がっている・・・ようです。

と書いたのは、何度か入るチャンスを失してしまい、どうしても入れないからです。

そこで思い出したのが、昔祖母が住んでいた大阪の浪速区にあった立飲み屋のこと。近くには新世界やジャンジャン横丁があり、夕方のまだ日が高い時分から、一日の仕事を終えたおじさんが、スマートにサッとひっかけて15分くらいで店をあとにする光景でした。

これ、ものすごいカッコいいですよね。普通の若者ではできないし、かといって立派な身なりをした人もできない。でも、品が良くないとできない。これこそが、「ジャパニーズジェントルマン」なのではないか?と。

私が入れないのは、たぶん、ジャンジャン横丁で見たおじさんのカッコよさを真似できないからなのではないか、と思うのです。

私の将来の夢は、こんな一杯をスマートに飲めるおじさんです。それまでは、絶滅してほしくないですね、こういう酒場。

わおんた

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